ブロガーのゆずっこです。
「フリーランスの生き方をテーマに寄稿記事をお願いしよう企画」第3弾です!
今回は、就職活動を辞めフリーライターになった「どん兵衛さん(@write_chop)」に記事を書いていただきました。
就職活動本当にしなければならないの?と悩んでいる大学生の背中を押します。
それではどうぞ!
Contents
自己紹介
新卒でフリーランスのライターになった私は、周りからすれば異端児でした。
今回はそんな私のこれまでと今のお話をさせていただきます。
大学生時代に考え方が変わった。普通が一番だと思っていたのに・・。
小中高と「普通が一番幸せでしょ」と思ってきた私は、大学生の頃に考え方がガラリと変わってしまいました。
頭の良い大学に入れなくても、残業のある会社に入っても、とりあえず住む場所と家族がいればいい。
これがそれまでの私の願望。
でも、願望が変わってしまいました。
何かが変わり始めた大学時代とライターという仕事との出会い
頭の良い大学に入れなかった私ですが、自分のやりたい勉強(文系)と資格がとれることにやりがいを感じ、大学にはちゃんと通いました。
授業に遅れることもなければ、サボることなんてあり得ない。
これまでの学生生活同様に、ちゃんと起きてちゃんと学校に行く。
これを繰り返し、いずれは就職するのだろうと思っていました。
ですが、大学入学から1年後の私は、自問自答を繰り返すようになっていました。
「この繰り返し何も面白くないよな?」
「そもそも俺は就職できるのか?」
「俺はスキルも何も持っていない。このまま40年も働けるのか?」
「あれ、俺のしたいことって何だったっけ…?」
ここから私は資格取得のための本を読み漁ったり、20歳を超えているにも関わらず『13歳からのハローワーク』を読んでみたりと、とにかく迷走し始めます。
そしてやがて、『インターネットでできる副業』といった本にまで手を伸ばすようになります。
その中で見つけた仕事の1つがライターだったのです。
ライターの仕事を継続している自分・就職活動をする友人
大学2年生の頃からライターを始めた私は、クラウドソーシングサイトを通して仕事をもらうようになりました。
自分の好きなスポーツのことを書いたり、文字起こしをしたり、データ入力をしたり…。地味ではあるものの、新しい世界にドキドキとワクワクが止まりませんでした。
そこからあっという間に約1年半が経ち、冬目前。
そろそろ就職活動の時期がやってきます。(※私の時は、3月がエントリーシートの解禁日でした。)
周囲がOB訪問、資料請求、エントリーシートの書き方の練習などを一斉に始めました。
つい最近まで一緒に馬鹿をやっていた友人たちの口からは、常に就職活動に関する話題しか出てこなくなりました。
当時中途半端にライターでお金をいただいていた私は、「就職しなくても生きていけるのではないか」、「もっと力を入れてやれば、就職するよりも楽しくリッチな生き方ができるのではないか」、心の端にはそんな考え方があったように思います。
私は周囲の就職活動モードについていけなくなりました。
セミナーに出ても心は上の空。
今もらっているライター仕事の構成や記事のネタを思い浮かべるのに必死でした。
本気で就職活動に入っている学生からすれば、私の存在は邪魔者でしかありませんでした。
ですから私も、就職活動に乗り気ではないことはおくびにも出さず、「就職活動やっている風」を装うようにしていました。
私が見出した新卒フリーランスになる理由
就職活動は段階を踏み、遂に合同説明会が開催される時期に差し掛かってきました。
「普通が一番」と思っていた私は、世間一般からすれば普通ではないとされる、いわゆる「新卒フリーランス」になることを決めました。
3月の頭、合同説明会に参加した時に感じた、「就職できなければ人生終わり」という周囲の空気に完全に冷めてしまったからです。
「就職しなくても生きていける方法」はあるはずだ。
だったら私なりの生き方を開拓するために、新卒フリーランスになってやる。
そして今後新卒フリーランスを考える人のロールモデルになれたら良い、これこそ私が見出した新卒フリーランスになる理由でした。
そもそも論にはなりますが、私は会社員として働くことを非難するつもりは毛頭ありません。
「職業に貴賤なし」です。
(職業に貴賤(きせん)なし:どのような仕事も社会に必要とされている、働くこと・職務を全うすること・労働をして稼ぐことは等しく貴いことである、人を仕事の内容によって差別すべきではない、などといった意味合いで用いられることが多い。)
働いている方は皆等しく偉大だと考えています。
「でも、せっかくなら人それぞれが自分らしく働ける方法で働けたら、もっと幸せだろうな」というのが本意です。
新卒フリーランスのライターはやはりしんどいけれど…
現在もライターをしている私は、様々なことを仕事にしています。
取り扱う仕事をざっくりとあげると、下記の通りです。
・コラムの執筆(人間関係、ライフスタイル、スポーツ)
・キャッチコピー、ネーミングの制作
・商品のPR記事の制作
・AIやゲームキャラクターのセリフ&キャラ設定の立案
これらお客様からいただく仕事に加えて、自身のブログを複数運営しています。
さらに今後は雑貨づくりなどにも手を伸ばしたいなと考えています。
何を、いつ、どこでしたいかを決められるのは、フリーランスの特権だなぁと思います。
しかし同時に、フリーランスで働くことはやはり大変だなぁとも思います。
仕事をとり続けることの苦しさ、もらった仕事を継続してもらうために頑張ることの辛さ。どうしても拭えない1人で働くことの孤独感…。
働くということは、会社員でもフリーランスでもしんどいんだなぁというのをひしひしと感じています。
働くことは楽しいことばかりではありませんし、大変なことがあるのも承知していましたから、これは当然でしょう。
今は雌伏の時です。
(雌伏の時:人に屈伏して従うこと。また、実力を養いながら活躍の機会をじっと待つこと。)
書きたい場所で書きたいことを書くこと、笑い合うことの幸せ
フリーランスのライターは大変だとは言いつつも自分の書きたいメディアで、自分の書きたい言葉を紡いでいる時は、やはり幸せです。
ライター冥利に尽きる、とでも言いましょうか。
時々会う会社員の友達とは、話が合いにくいのが歯がゆいです。
それでも、「俺たちってさ、なんだかんだ働いて生きているんだな(笑)」って笑い合うのがとてつもなく幸せだなとも思うのです。